診療現場からの報告

第51話 陰茎増大手術の実際(画像有り) [院長/西川]

ペニスサイズを変化させる治療については、前回、長く見せる長茎手術の方法について書きましたので(第33話:長茎手術と呼ばれる治療について)、今回は、太くする増大手術の方法について書いてみます。
ペニスを形成している海綿体自体を操作出来ない(大きく出来ない)ので、治療についてはかなり制限されたものとなります。

亀頭については、以前画像も含めて少し書きましたが、やはりコラーゲン製剤やポリアクリルアミド系の注入材を使用することになります。

陰茎については、ご自信の脂肪を移植する方法が一般的です。移植量は10〜20cc程度になりますが、その脂肪の生着具合は、個人差があるのと、医者の腕の問題も多分にあるようです。
ヒアルロン酸などの注入材については、今だあまり一般的ではないと思います。 今日、他院でヒアルロン酸を注入された方の来院がありました。
ペニスの増大を希望されて受診したところ、陰茎へのヒアルロン酸注入を薦められ、当日治療を受けてみると、根元のあたりにビー玉サイズとゴルフボールサイズのしこりが出来ただけだったので、再度受診すると、今度はそれを目立たなくしますので、とまたまた同じヒアルロン酸を注入され、更に状態は酷くなって困っている、なんとかならないか、と言うものでした。
診せて頂くと、やはりかなり酷い形態でした(担当の医者の腕があまりに下手と言うしかありませんが)が、幸い元どおりの状態にする事は可能で、落ち着いたら、再度増大について考えましょう、と言う事になりました。
その経過については、また次の機会にでも書くようにします。

増大手術の症例写真を以下に載せておきます。ご参考まで。

症例写真1
▲画像1:以前、他院で包茎手術を受けられています。
症例2
▲画像2:長径手術を行って1週間後の状態です。実際の手術では、剃毛は行いません。
症例写真3
▲画像3:脂肪移植手術を行って1週間後の状態です。落ち着くまでには約一ヶ月程度を要します。