診療現場からの報告

第168話: 気のせい?歳のせい? [カウンセラー/森下]

初めてのEDのご相談で来院される50歳前後の患者さんが、よく言われる言葉があります。
「もっと早く来ておけばよかった。」です。

EDの症状が出た場合、ほとんどの方は周囲の友人知人に相談されます。
特に宴席等でこういった話をされることが多いようですが、結構な割合で同様の悩みを持っておられる方がおられるようです。そこで出てくるのが「そういう年齢だ」「歳をとるとしかたない」等の、これまたお決まりのフレーズです。

本当に年齢のせいで仕方のないことなのでしょうか。

加齢により勃起力の低減は否めませんが、「ED」=「加齢」と考えるのは早計ではないでしょうか。
記憶に新しいところでは、故5代目中村富十郎さんは69歳と74歳で長男・長女を授かっています。他にも郷ひろみさん(当時58)、三谷幸喜さん(当時52)、市村正親さん(当時63)、石田純一さん(当時58)と、高齢で子供ができた著名人は多数居られます。
ED治療薬が存在しなかった時代、かの山本五十六さんは父親が56歳のときに産まれたそうです。もっと遡れば、徳川家康は66歳で末子を授かっています。
こうした方々は、特殊なケースなのでしょうか。

当院には幅広い年齢の方々が来院されます。
お話をすると、60代後半に差し掛かるまで問題がなかった方々も大勢おられます。中には80代までどうもなかったという方だっておられます。
絶対に、加齢によりEDが発症するとは思わないでください。諦める必要もありません。あれこれ考える前に、まずは受診してください。

カウンセリングを受けられて、EDの原因を理解された患者さんの多くが言われます。
「もっと早く来ておけばよかった・・・」
本当にその通りだと思います。

当院の診療時間は、AM10時〜19時です。
「歳だから・・・」と諦めておられる方は、試しに受診してください。
諦めるのは、まだまだ早いですよ。